
引っ越し豆知識
はじめての一人暮らしには、はじめてのお引っ越しがつきもの。いろんな選択があります。 準備に余裕をもって、最善の方法でかしこく引っ越しを終えましょう。
引っ越しのポイントはこちら
引っ越し方法
引っ越しの方法は大きく分けて3つ。どれが自分にあっているかまずは選択するところからスタート。

業者に全て依頼する
引越し業者に依頼するメリットとしては、プロの手で荷造りから運び出し、養生、運び入れ、荷解き、後片付けなどすべてを行ってくれるので時間は最短でスムーズに引越しを終えることができます。すべてを行ってくれますのでお手伝いをお願いしなくてもよく、簡単な掃除や配置換えなどもお願いできるので女性の初めての引越しなどはこれが最善かもしれません。

単身プランで運搬だけを依頼する
このプランでは搬出、輸送、搬入、据え付けまではお願いできるが、荷造りや荷解き、後片付けなどはすべて自分で行います。ですので負担はすこし大きくなりますがコストは抑えられます。少しでもコストを抑えたいのであればこのプランでお願いするのが一番でしょう。

全て自分で行う
これは、引越しにお金をかけたくない方にお勧めです。ですが重い荷物や家具などは男手でないときつい場合がありますので、男性のお手伝いしていただける方が何人かいる場合はこのプランで頑張られてみるのもお勧めです。車を借りたり、お手伝いをお願いするので少しは費用がかかることは考慮しましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
業者にお任せ | プロの手で荷造りから運び出し。時間は最短でスムーズに引っ越し。 | 3つの中では一番費用がかかります。 |
単身プラン | 搬出、輸送、搬入、据え付けまではお願いできるのでコストが抑えられる。 | 荷造りや荷解き、後片付けなどはすべて自分なので負担は少し増。 |
全て自分で行う | 引っ越しにお金がほぼかからない。 | 重い荷物や家具などは男手でないときつい場合がある。 |
引っ越し準備
2~3週間前にすること

インターネットプロバイダー
引越し後の新居で早くインターネットを使いたい場合はお使いのプロバイダーに引越しの日を事前に伝えておきましょう。

不用品の片づけ
荷物はできるだけ少なくするために引越しのときは不用品を処分するいい機会です。 いらない家具や家電はリサイクルショップで、本やDVDなどは古本屋さん等に査定してもらうこともできます。また、ネットオークション、フリーマーケットに出品するのもひとつの賢い選択です。 とにかく荷物は少なくしておきましょう。

梱包材の調達
ダンボールなどは多めに準備しておきましょう。 コストを抑えるため近所のスーパーに行ってもらってきたり、業者さんによっては無料でもらえるところもあります。 他にもサインペン、ガムテープ、新聞紙(1ヶ月分)、カッター、軍手、ぼろ布なども準備しておくと安心です。

使用しないものから荷造りを始める
荷造りは使用しないものから、奥の部屋(収納)から始めるのが基本です。
せっかく荷造りをしたのに、引越しまでに必要となり、再びダンボールを空けてしまうことのないように、考えながら荷造りしていきましょう。
※ダンボールをテープで貼り付ける時は、上だけでなく、底面も十字に貼り付けて底が抜けないようにしましょう。ただ角などはダンボールを持つ場所でもありますので、この角に貼り付けると、持ち運ぶ時に滑って危険ですので、貼り付けないほうが良いでしょう。

ダンボールの中身がわかるように
荷造りしたものは中に何が入っているのか自分のためにも業者さんにわかってもらうためにも必ず書いておきましょう。 引越し先での作業が格段に早くなりますよ。
1~2週間前にすること

引越し前に行う手続きを済ませておきましょう
引越しが決まれば引越し日までにしなければならない「手続き」が多くあります。 引越し先ですぐに通常生活が送れるように、計画的に、また忘れないように手続きを行いましょう!

新居の家具の配置を決める
引越し業者さんに伝えるためにも事前に家具の配置を紙に書いておきましょう。

割れ物(食器類)の荷造り
食器類などの割れ物は面倒ですが、エアークッション(いわゆるプチプチ)や新聞紙で1つずつ梱包していきましょう。 またダンボールに詰める時も、新聞紙を丸めたり、エアークッションなどを使用して、隙間ができないようにして持ち運ぶ時に食器類が動かないようにしてください。 ダンボールを軽くふってみて、「ガチャガチャ」音がしないか確認しましょう。
当日すること
引越し先の住所の確認
引越し先の住所などをいつでも確認できるようにメモした紙や地図を持ち歩き、引越し先のお部屋で何かあった場合のために、不動産管理会社の電話番号も控えておきましょう。
掃除
荷物の運び出しが終わったら、最後にお部屋の掃除を行いましょう。 電化製品や大きな家具(タンスや食器棚)が置いてあった場所は日頃、掃除ができませんので、ホコリが溜まっていたり、汚れています。掃除機をかけたり、雑巾で拭きましょう(掃除機を忘れずに!)。
最終確認
荷物を運び出した後に、積み忘れている荷物はないか、ベランダや押入れ(収納の中)などを確認し、最後にポストの中身も確認しておきましょう(自転車がもっとも多い忘れ物だといわれています)。
引越前後手続き
引っ越しに必要な手続き一覧
引っ越しをする際は、住民票をはじめ、さまざまな住所変更手続きが必要です。引っ越しに際して必要な住所変更の手続きを一覧でご紹介します。また、各手続きの中身も解説しますので、ぜひご覧ください。

役所で手続きが必要なもの
最寄りの区役所、出張所、市町村役場で「転出証明書」を交付してもらい、新居の区役所、出張所、市町村役場に提出する。転入届は、転居後14日以内に提出する必要があります。公共機関の場所の確認の意味も含めて早めに行っておくのが良いかもしれません。 印鑑登録を持っている場合は、転出証明書の交付が済んだら廃止届を提出。新居住地で転入の手続きを済ませて、住民票、マイナンバーカード、国民健康保険、国民年金等も一緒に住所変更の手続きをしましょう。

インフラ系で手続きが必要なもの
水道・電気・ガスのは電話やインターネットでの手続きが可能です。水道は水道局、電気は電力会社、ガスはガス会社に連絡。 賃貸から賃貸への引越しの場合は旧住所の使用停止も連絡を。連絡先は領収書等に明記されています。 ガスは、使用開始の時には本人が立ち会う必要があります。 引越スケジュールをきちっと組むことが大切です。

警察署で手続きが必要なもの
運転免許証と車庫証明の住所変更を行いましょう。同一都道府県の移転は住民票と免許証を用意し警察署にて裏に変更事項を記載するだけで済みますが、他の都道府県への転居の場合は作り直しますので写真(3×2.4cm)が必要です。

陸運局、軽自動車協会で住所変更手続きが必要なもの
陸運局、軽自動車協会で住所変更手続きが必要なのは、車検証です。転居後15日以内に行いましょう。普通自動車の場合は管轄の運輸支局で、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で手続きします。

銀行
銀行口座の住所変更を行います。この手続きは口座を作った支店以外の支店でも可能で、印鑑(通帳印)と預金通帳、身分証明書が必要です。 ≪銀行によっては、取り扱い支店を変更すると口座番号が変わることもあり、そうすると口座振替をしている公共料金、クレジットカードなどの振替口座を変更しなければなりません。≫ 仕送りのことを考え、振り込み口座や方法を事前によく打ち合わせると良いでしょう。

郵便
引っ越す時は、郵便局への届出も忘れずに。 転居届を、郵便局窓口、ポスト投函、インターネット等で提出すると、1年間、旧住所あての郵便物等を新住所に無料で転送してくれます。早めに手続きしておきましょう。